新入組合員特集号 君たちはどう働くか 労働組合の力で「働くこと」をもっと楽しく 新入組合員のみなさん。入職おめでとうございます。数ある仕事の中から、地域で公共サービスを提供する仕事を選んでくれたことに感謝します。労働組合はあなたの期待と不安に応え、出会いと自己成長のチャンスを提供します。 いよいよ社会人生活が始まります! 新規採用者のシンサイくんの職場で 起こる困りごとに、労働組合の委員 チョウ・書記チョウが答えます。 定時で帰って、いい・・・? 終業時刻になったけど、みんな忙しそう。 帰りづらい、どうしよう、居た方がいいのかな。 定時・残業 終業時刻に退勤することを「定時(定時退勤)」と呼びます。これを超えて労働をすることを一般的に「残業」と呼びます。上司の業務命令がなければ残業はできません。業務命令がない場合は、定時になったら帰り支度をし、周りに一言あいさつをして帰ってもいいですよ。 電話の内容がわからない 待って、何言ってるかわからない。 毎日、電話の音が鳴っただけでドキっ!とする。 業務命令が無い場合は、「お先に失礼します」とあいさつして帰っても大丈夫です。 アフター5 あげぽよ 電話対応 最初は、専門用語や相手の意図が全く理解できない場合も。コールが鳴ったら素早く出る、明るい声で名乗って、相手の名前・用件をメモに取ります。繰り返しピンチにさらされることで強くなります。 電話対応で噛む、間違えて切る、なまる・・・誰もが通る道です。 新入職員の皆さんへ 労働組合を頼りにしてください  千里の道も一歩から。長い社会人生活が始まります。新人時代は忘れられない経験をする一方で、覚えていられないくらい色々なことが起こります。 これから先、仕事をしていくうえで対人関係や業務の多さ・難しさ、お金や健康の悩みなどで行き詰まることがあります。それは自分1人で解決できるものでもありません。労働組合は困っていることを言ってもいい場、自分1人で解決できないことをみんなで解決する場です。いつでも労働組合を頼りにしてください。 かつての新入職員の皆さんへ 新入職員に声をかけましょう  新入職員は、いつの時代もニュータイプです。今ではすっかり「旧タイプ」に見える大先輩の皆さんも、かつては「新人類」と呼ばれていました。「Z世代」恐るるに足らずです。  自分自身が新規採用職員だった時代を思い出し、同じ職場の先輩として、労働組合の仲間として、後輩たちが長く楽しく働くことができる職場を一緒に作っていきましょう。 あなたの職場の労働組合は 自治労に入っています  自治労は、全国の地方自治体や公共サービス関連職場で働く70万人の仲間が集まる全国ネットワークの労働組合です。賃金・労働条件の改善を中心に全国の仲間との交流、公共サービス充実のための制度・政策を実現する取り組みなどを行っています。  自治労と一緒に、「君たちはどう働くか」を考え、より良い職場と公共サービスを実現しましょう。 職場あるある 困ったこと図鑑 裏面に続く 自治労文芸コンクール関連企画 作 家佐原ひかりさんの講演会 オンラインで開催します 日時 4月13日(土) 18:00〜19:00 非正規の図書館司書として働きながら、小説を書いている注目の若手作家・佐原ひかりさんのオンライン講演会です。本に関わる仕事と小説を書くことへの佐原さんの思いを、組合員の皆さんにお届けします。 YouTubeはこちらのQRコードから視聴できます。どなたでもご参加いただけます。 佐原ひかりさん 1992年、兵庫県生まれ。2017年に第190回コバルト短編小説新人賞、2019年に第2回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞。作品に、『ブラザーズ・ブラジャー』『ペーパー・リリイ』(河出書房新社)、『人間みたいに生きている』(朝日新聞出版)など。京都の私立校に非正規の図書館司書として勤務。 写真提供:本人 がんばろう能登 石川県内 自治労ボランティアが始動  自治労の現地支援ボランティアが始まった。当面、富山県氷見市にベースキャンプを置き、石川県七尾市の「総合支援窓口」受付業務と給水車への水の補給作業を行っている(写真)。  七尾市長の要請を受けたこの行動は、当面の活動期間を3月末までとし、1グループ4人で実施。第1グループと第2グループは、福井・長野の組合員だ。  活動サイクルは、8泊9日で土曜日に現地入り・次週日曜日に任務終了となる。現地事務局は自治労本部と富山・石川両県本部。支援活動を通し、被災自治体の職員の負担軽減をめざす。  1月18日から富山県氷見市で行ってきた支援活動は、3月20日に終了。活動場所は能登半島に移る。