仕事をしていると、「こんなふうにしたら、もっと喜んでもらえるかな」とか、「こうすればもっといいサービスが提供できるのに」って思うことがあります。その思いを職場の仲間、市民といっしょに実現しようとすることが「自治研」「自治研活動」です。「自治研」という言葉は、「地方自治研究」の略です。 「組合の任務は、労働条件の改善でしょ。仕事の中身は関係ないでしょ」。そんな声も職場にはありますが、住民に喜ばれる仕事、市民から信頼される仕事をしていかなければ、やりがいのある仕事を実現することができないばかりか、質の高い公共サービスを提供することはできません。 また自分たちの賃金、労働条件の改善だけに取り組んでいる労働組合に、市民からの共感は得られません。 自治労は公共サービスに携わる労働組合として、この自治研活動を自治労運動の大きな柱として位置づけ、1957年から取り組んでいるのです。 |